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私は生まれたときから身体が弱く、湿疹や鼻炎などのアレルギー体質でした。その他、腸も弱くお腹をこわしたり高熱を出したりして、よく学校を欠席していました。母親に聞いたところ、赤ん坊のとき湿疹がひどくて困ったらしいのですが、いつの間にか治まって一安心したとの事です。そしてアレルギー(後にアトピー性皮膚炎と診断された)が再発し始めたのは小学3年生の頃、左手首に十円玉くらいの範囲で小さなポツポツができるというものでした。その後まぶた、そしてひじの裏へと広がり始めたわけです。今思えば病院などにいかず、すぐにでも食の改善をするべきでしたが、当時アトピーに関する情報は少なく、病気になれば即病院、そして処方された薬を言われた通りに飲むというのが当たり前で、親も私も医者や薬に対し何の疑問も抱きませんでした。しかしそれが後にとんでもないことになろうとは夢にも思いませんでした。
皮膚病専門医は当然のことのようにかゆみ止めの飲み薬と、ステロイド軟膏を処方してきました。このステロイドがどれだけ恐ろしい薬かは当然自分自身も・・もしかするとその時の医者も、わかっていなかったのではないかと今になって思います。
今では広く知られておりますが、ステロイドとは使い始めはきれいに治る??(のではなく消える)のですが、これを使い続けるとどんな事が起こるのか・・思い出したくもない地獄の日々が待っているのです。でも、この体験を一人でも多くの方に伝えていくのが私の使命と考えております。ステロイドは日々、少しづつ身体の中に蓄積されていくことをお分かりいただきたい。私にステロイドの副作用が出始めたのは、使用し始めてから16~7年後くらいたってからでした。ある日突然おでこが真っ赤に腫れ上がり、いつまで経っても腫れがひかないなと思っているうちに、つぎは手の指が二、三倍に腫れ上がってきたのです。指を曲げることも出来ず、仕事どころではありませんでした。この頃はまだ医者を信じ込んでいましたので、人に聞いては次から次へと皮膚科では有名とされる病院を渡り歩きましたが、一向に良くなる気配すらありませんでした。そこでひとつの疑問がわいてきたのです。どの医者も言うことは同じ、出される薬もメーカーが違うだけで結局はステロイドです。もしかすると現代医学ではこの病気は治せないのではないかと・・・。そして希望も失いかけていた時ふらっと書店に立ち寄り目にしたのが自然療法、民間療法などの本や現代医学の欠点などが書かれた本でした。何冊か購入し読んでみたところ、あまりの自分の無知さに気付いたわけです。その内容とは「病気とは人に治してもらうものではなく自分自身で治すもの」、「身体を作るのは食であり、その食が悪ければ必ずなにかしらの歪みが出てくるのは当然のこと!」など、今思えば当然のことですが、恥ずかしいことにその当時はまったく知らなかったのです。
とにかくこの最悪な状態から抜け出したい一心で、出来ることは全てと言ってよいくらい、様々な健康法を試しました。食事はもちろんのこと、断食、腸内洗浄、漢方、またアトピーに良いとされる健康食品その他、本当に色々試しました。
今まで使い続けてきたステロイドやその他の薬、曲がった食生活(添加物、農薬まみれのジャンクフードに加え暴飲暴食の毎日・・)も手伝い、体の中に溜まってしまっていた毒は半端でなかったので、好転反応とステロイドを止めたリバウンドとで、顔と体は腫れ上がり痛みと痒みで夜も寝られず、ノイローゼになるくらいの状態がつづきました。少し良くなったかなと思うとまた腫れ上がるといった症状が一年以上繰り返され、波はありながらも5〜6年くらいかかってどうにか良くなり、ステロイドで薄くなってしまった皮膚も回復しました。季節の変わり目や体調の悪い時などには、やはり湿疹が出たりもしましたが、ある程度まで改善しました。ここに来るまでは長く辛い日々でした。時には絶対に考えてはいけない“自殺”なども頭の隅で思ったことも事実ありました。それだけつらい病気なのです。「ステロイドと上手に付き合っていくことが大切です」と言う医者がいるのですが、このつらさを体験している医者は一人としていないと思います。もし一人でもいるのなら、その医者は治らないとわかっていながら「大丈夫、必ず治ります」と嘘を言っていることになりますよね!当たり前のことですが、医者は患者に嘘は言うべきではないと思います。治せないなら「悪いが私には治せない」とはっきり言うべきです。薬を処方しなければ利益にならないのはわかりますが、病気で悩んでいる人間に対し「商売だから」と割り切るのも如何なものかと思います。もちろん全ての医者がそうだと言うわけではありません。安保 徹先生(「薬をやめると病気は治る」などなど)他すばらしい方々もいらっしゃいます。また患者は医者ばかりに頼らず、もう少し食への意識を高く持ってその重要性を認識しなければいけないのです。そして医者は専門家として改善へのアドバイスをする、というのが理想の医者と患者との関係ではないかと、私は考えます。
もし私がなんの病気もせずに生きていたなら、自然食品とも出会っていないでしょう。アトピー性皮膚炎という辛い体験が、この仕事につながるとは人生とは面白いものだと思います。言うまでもなく、人生の中で今が一番健康だと自負してます。友人からもよく「若い時より健康だなんてどういうこと?」と言われるくらいです。
最後にアトピーで悩まれている方へ一言・・。このつらい病気は必ず治ると思います。その為に、大変重要なことがあります。簡単なようでとても難しいことですが「絶対に治ってやる!」と言う強い意志を持ち続けることです。この気持さえ忘れなければ、必ず良いことが自分に近づいてきます。また、私がアトピーから抜け出せたのは沢山の方々のお陰です。もちろん治すのは自分自身ですが、人からの励ましや協力があって、ここまでこれた訳です。後はとにかく1日でも早く対処することです。アトピーなっている期間が短ければ短いだけ、改善までの期間も短くなります。(私は気付くのが遅かったので約十年かかりました。)アトピーのお子様をもつ方々はしっかりと意識を変えて対応してあげてほしいと願います。                                      

                                伊東 俊昭


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