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この企画に至った理由(興味のある方はお読み下さい)
飽食の時代が訪れてから数十年が経ち、今の日本は、どこへ行っても食べ物で溢れています。しかし安全で安心できる食品を探すのは、とても難しい時代とも言えます。それは安さ、便利さを追求し過ぎ、安全性をあまりにも無視して来た事の代償なのかもしれません。確かに消費者にとって安いことは大変ありがたいものです。また何時間もかけて調理しなくては出来ない料理が、チンして簡単に出来上がったりするのは、まさに時間を安く買っているようなものです。しかし、その裏に隠れているものを考えたことがあるでしょうか?農薬で虫害を無くし、科学肥料で生産性を上げて供給量を増やせば、確かに物が安くなります。またそのような農作物を材料に、食品添加物を大量に使い加工品やサプリメントを大量生産すれば、常識では考えられないような破格の商品が出来上がります。
最近とても、面白い本が発売されました。「食品添加物の神様」と言われた、元食品添加物会社のトップセールスマンが書いた、内部告発のような内容の本です。とてもわかりやすく書かれています。(当店でも販売しております)その中にある、1リットル1000円の醤油と1リットル198円の醤油の話は、知らなかった方には、かなりショックな内容ではないでしょうか。参考までに申しますが外食では、後者の安い醤油風味の科学調味料が大半です(石油缶18リットルで900円くらいです)。油なども粗悪なものを使い回ししていることがあります。考えただけで恐ろしいです。ちなみに前者の醤油は、作り始めから商品になるまで自然に熟成させる為に約1年から3年くらいかかります。もちろん材料は国内産の有機大豆や自然塩を使用し、素材まで厳選しています。作り手に、利益が発生するのは2~3年後ですから、これは生産者に対して感謝し尽くせない気持ちでいっぱいです。自分達の利益よりも「消費者の口に入るものだから、安全なものを」ということを考えて下さっていることがよくわかります。それに引き換え後者は、製造過程が約1~3ヶ月で素材は格安な輸入品。農薬、遺伝子組み換え作物、ポストハーベスト、そして発酵を早め、味を調整する為等に大量に加えられる食品添加物。この価格差は当然の事と、ご理解いただけると思います。よく自然食品は高すぎると言われますが、これが適正価格であり、イミテイション食品は安くて当たり前です。ダイヤモンドも本物とニセモノの価格は違うことを考えれば簡単なことです。
話がかなりそれてしまいましたが、最近、特に安全と思わせる表示やチラシ・テレビ・CMが多くなっております。一流メーカーや大手スーパーなど、様々に表現方法を考えるものだと感心させられます。例えば農産物では「こだわり農法」「生産者の顔が見える野菜」「産地直送・エコ野菜」などなど。また加工品に関しては、「無添加」「無着色」「塩分控えめ」と言う表示を強調したり、「おふくろの味」とか「健康OOO」など、いかにも安全で安心できる食品だと勘違いしてしまいそうです。正に食の耐震偽装の様な気がしてなりません。これでは消費者が困惑してしまうのではないでしょうか。もちろん何を選ぶかは、消費者です。「何でもいいから安ければよし!」と他のことにお金をかけたい方も少なくないでしょう。ただ、安全なものを求めている消費者に対しては、適正な表示をし、正直に情報公開をするべきではないでしょうか。
最近、慣行栽培(農薬・化学肥料をふんだんに使用する栽培の事)の5割減、7割減という表示は目にすることがあっても、慣行栽培にどれだけの科学的に合成された農薬が使われているのかをご存知の方は少ないと思いますので、ほんの一例を紹介します。2年程前の調べですが、今も変わっていないでしょう。各県の主要野菜・果実の農薬使用回数。(各県のホームページで確認できます)
玉ねぎは北海道で30回、少ない県は鹿児島県の8回。きゅうりは鹿児島県が70回、千葉県で64回、一番少なくても和歌山県の32回です。トマトは熊本県がトップで61回、平均しても38回です。ショートケーキに欠かせない、1週間経ってもカビの生えないイチゴは、奈良県が65回で他県でもだいたい50回前後です。自治体にもよりますが、1種類の農薬を1回とカウントする県もあります。
(一度に3種類の農薬で3回と数える)
何にせよ、すごい数です。ちなみに上記は農薬の回数であり化学肥料は含まれておりません。これに加えて野菜たちが直接吸い上げてしまう化学肥料が使用されるのですから、たまりません。いかに有機農産物が希少なのか、お分かり頂けたかと思います。
ただ、すべての農家さんが農薬等を使用したくて使っているわけではありません。ここでは触れませんが、使わざるを得ない事情もあるのです。心ある農家さんを支援するように行政が変わらねばいけない事なのですが・・・。
環境庁が環境ホルモン(内分泌撹乱科学物質)として疑いがあると指定した67物質のうち42物質は農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤)である、としています。
有機農産物は一般の農産物のように天候悪化でも価格が高騰せず、年間通して価格が余り変動しません。(新物は高いが)1年平均して考えると1~2割、高いくらいです。しかも美味しくて安全です。消費者に買っていただくことで、有機農業は発展するのです。いつまでも、安い物追いでは、日本の有機農業は頭打ちになってしまいます。少しでもヨーロッパ並みに近づければと思います
(日本の有機農産物はまだ、たったの1%未満です)。
まず私たち日本人の安全に対しての意識を変えなくては始まらないのです。
ある大学の調べによると、大きく分けて食に対して無頓着な人は約8割。関心を持ち何か行動をしている人は約2割だそうです。医者や薬、またはサプリメントにお金をかける人も多いですが、もう少し有機野菜に回してもらえば、もっと健康に近づけるのです。野菜は大地と太陽から沢山の力(栄養など)を吸い上げて、私たちに生きる力を与えてくれているのです。よく野菜嫌いの子供が多いと言われますが、決してそんなことは無いと思います。それは農薬と化学肥料で育てられた野菜を幼少期に与えられ、それが野菜の味とインプットされてしまった事により嫌いになるのです。子供は大人のように舌が毒されておらず繊細な為、農薬など拒否するのだと考えます。実は私がそうでした。幼少期には人参を丸かじりしていたらしいのですが(当時農薬野菜はあまりなかった)、大きくなるとともに野菜が食べられなくなったのです。高度成長期で農薬や食品添加物がてんこ盛りの時代と共に成長期を過ごしてきたのです。(歳がばれます)。
でも今は選ぶことが出来る時代です。どうか子供達に本当の味を教えてあげてほしいのです。その為にもえころじあは、これからも妥協せずお客様に確かなものを提供してまいりますので宜しくお願い申し上げます。 |
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