お問い合わせ

Newsお知らせ

2024/02/29

ecologiaマガジン

ecologiaマガジン vo.2 【伊東オーナーインタビュー2】


ーーーーーーーーーーーー

気付きによって始まる自然食

コロナによって変わった客層

ーーーーーーーーーーーーー


ecologiaを継いだ当時のお客様は、子育て真っ最中の方から一段落した世代までの主婦が中心でした。お店に来てくれるお客様を何百人と見てきて思うのが、自然食品を使い始ると普通のスーパーには戻れない方が多いこと。日本の食の悪に気づいて突き詰めるほどに、一般的な食品が買えなくなる方が多いからなのかもしれません。自然食品が中心の生活になるには、周りに自然食品を好む友人がいたり、体調を崩されたり、病気が発覚したり、ご自身に何かきっかけがないとハードルが高いですよね。


しかし”茶番コロナ”があってからは、お店の環境が目に見えるように変わりました。


大きく変わった点は客層です。主婦中心から男性客が急激に増えました。これまで見かけたことがなかった建設関係の方をはじめ、若年層から高齢層までの幅広い年齢の方々が来てくれるようになりました。「今まですっかりメディアに騙されていました」と、何となく話を切り出してきてくれます。とは言え、コロナで気づいた男性もまだまだ少数派ですので、職場で食の話をしても誰も解かってはくれないそうなのです。


でも私はそこが強みだから、共感してくれる人がいると、とても嬉しそうに話をしてくれます。腑に落ちないことや不安に思うことを話していて、お客様が少しでも解決できると僕も嬉しいです。少数派でも一眼となって動けばきっと世界は変わる。そう信じて勇気を持って、一歩踏み出してみてください。


コロナ騒動が始まってすぐに自粛になり、学校も仕事も休みになりましたよね。外食もできなくて自炊が基本になった頃はお店に買い物客が殺到して、過去最高に忙しい日々でした。宅配サービスもやっているので、毎日忙しすぎて大変でしたよ。そう考えると、お店にとっては追い風になったコロナも悪くなかったのかも、なんてね(笑)



ーーーーーーーーーーーーーーーー

徹底した掃除でお客様に敬意を払う

敬う心が重なる人気のササニシキ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


きっかけで思い出したのですが、2011年3月11日に東日本大震災がありましたね。私はその直後に「行かなきゃ!」と思い立ち、ecologiaの仕入先である秋田県の米農家さんに電話をしました。


大きな被害はないか、焦る気持ちを抑えきれずに「明後日行ってもいいですか?」と聞くと「どうぞどうぞ、来てください」と快諾をしてくれました。東京から秋田まで新幹線で行き、海沿いを走る電車に乗り換えて、急いで秋田県由利本荘市を目指しました。





農家さんに着くと田んぼに案内されて、肥料作りを見学させてくれて、米を備蓄して精米して袋詰めする工場に行きました。「精米しているところだから、工場は粉っぽいのかな」とふと思いながら入ってみると驚きました。

ゴミ一つ落ちておらず、床がピッカピカだったのです!社長にどうしてこんなにキレイなのか思わず聞くと「お客様の口に入るものを精米して袋詰めしているところが、汚かったら失礼でしょう。1日に2~3回は掃除をさせています」この返答に私は感動しました。


このお米を買ってくれるお客様のうち99%以上の方は、この工場に来ることはありませんよね。人様に見せない場所にこそ敬意を込めて掃除をする、そんな想いが素晴らしいと思いました。あれから13年経ちますが、あの時の感動は今でも忘れられません。




その日は秋田駅近くにホテルを予約をしていたのですが、なんと社長のご厚意で田んぼの近くにあるホテルを準備してくれていました。夜は社員全員を集めて大宴会「東京にあるecologiaから伊東社長が遥々来てくださったので、みんなお話を聞いて勉強をしなさい」と社長。震災があった2ヶ月後に急遽訪れたにも関わらず、社長や社員さんから至れり尽くせりの大歓迎。そんな皆さんの想いに、私の感動の想いも乗って、この農家さんのお米はecologiaで一番人気になりました。

お客様にはそんなエピソードを伝えなくても、不思議なことに気持ちは伝わるものですね。





ササニシキと秋田こまちを仕入れているのですが、ササニシキがダントツで人気です。ササニシキは原種に近い品種で、現在日本で農薬不使用で栽培している農家さんはごくわずか。とても貴重なお米なのです。原種に近いと体内での消化が良く、玄米で食べても一般的なものに比べて消化が良いのが特徴です。もちもちした食感のコシヒカリも美味しいけれど、私は歯応えのあるあっさりとしたササニシキが大好きです。


(続く)次回は農家さんインタビューの予定です!お楽しみに!!


BACK

Contact

お問い合わせ

ご注文・配達サービスについて、またご来店時の道順など、 何かございましたらいつでもお気軽に下記までお問い合わせください。

お客様専用フリーダイヤル

0120-404-421

LINE

LINE 友だち追加

MAIL

メールでのお問い合わせ

メールソフトが起動します

pagetop このページの先頭へ